なんだか参考書のタイトルみたいですが。笑
(旧ブログに綴ったものをコピーしています。)
今日はこの「相互存在」について。
これは二つ(もしくはそれ以上)の物事の関係性を、どちらか一方のみでは存在できないとするワンネスな考えです。
例えば、右と左。
「私は右が好きだから、左はいらないモン」
と言っても、
右がある限り左も存在します。
そして嫌いだからといって左を消したら、
右すらも存在できなくなってしまいます。
あることが存在するということは、
それを支える別の存在が必ずあります。
それ単体での存在は、ありえないのです。
今日、安楽座で呼吸しているときに
私の坐骨はマットに沈みながら頭頂は上へ向かい
そのバランスで背骨は立ち、安定して座っていることを全身で感じていました。
そして、体の重さを手放しマットに沈めながら
床とその下にある大地の支えを受け取っていました。
ヨガのクラスでよく私が「背骨を上下に伸ばす」という表現を使いますが
エネルギーが上に行くとき、必ず下にも行くからなのです。
というか、下へ向かうエネルギーなしには上へは向かえません。
片足が踏みとどまっているから、もう片方の足は踏み出せるのです。
吐く息があるから吸う息があり、
土台が安定しているから、頭頂は上へ向かうことができるのです。
右は、左を内包する。左は、右を内包する。
上は、下を内包する。下は、上を内包する
私は、あなたを内包し、あなたは、私を内包する。
どこまでが私で、どこからがあなた、と線引くことはできない。
私は、あなた。あなたは、私。
なんだかトンチみたいになってきました…
そう。トンチは禅問答なのです。
こんな世界を
ヨガしながらでも、歩きながらでも
座りながらでも、感じることができるんです。
これまでバラバラに存在していたものが一気に関係性を持ち始める。
全く違う方向から世界が開けてくる。
あなたは、何を内包していますか?
そしてあなたを内包するものは??
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